ロンドンのプリヒル姉さん
我が家の渡英計画って、
1年目→旦那がまず一人で渡英。
2年目→娘が学校に合わせて渡英。
3年目→私がやっと渡英。
という感じで、一人ずつゆっくり進んだわけですが(笑)。その間イギリスの情報を求めて、いろんなブログを読み漁っていた私。
その中でよく話題に上がっていたのが「プリヒル姉さん」という、ロンドン市内のフランス系魚屋さんに勤める日本人の方。日本人用にお刺身や魚加工品を作って売っている、お魚も新鮮でおいしい!と有名でしたが、私たちが住む地域からはすごく遠かったので、「まあ行く事はないかな~」なんて思っていたのですが。
偶然、娘の通っている日本語補習校のママさんに「プリヒル姉さんのところで、共同購入+配達をしてみない?」と誘って頂いて、「お~!それはやってみたい!」と参加させていただくことに。
海外生活長いせいで、新鮮ではないお魚が当たり前の感覚になっていた私(笑)。たまには美味しいお魚食べたい!共同購入の内容は、プリヒル姉さんの「おまかせ」で(20ポンド程度の予算で)旬のお魚選んでもらい、UBER使って配達してもらうというもの。
以前、パリでは「北海水産」というオランダの魚加工会社に近所の友達と共同購入していたことありましたが、おんなじ感覚ね。
海藻バターって?
プリヒル姉さんのお店はフランス系のお魚やさんということなので、フランス食材も置いているらしい。今回のお任せお魚セットに、おまけとして「海藻バター」なるものが、一切れついてきた。
これでお魚をソテーするとシェフの味になるとな?
実は私、乳製品が苦手で、ン十年フランスに住んでいてもバターに興味をもったことがなかったです(笑)。ボルデイエとか、エシレとか、名前だけは知ってるものの…わざわざ専門店まで買いに行ってまで食べたいとはまったく思わなかったので、使ったことありませんでした(ちなみに普通のエシレはスーパーでも売っているのでお土産に買ってました)。
海藻バターってのは、ボルデイエとベイユヴェールしか出してないそうで… 特別なバターらしい。
フレッシュなバターにブルターニュ産の海藻を使っているそうで。フムフム。確かにお魚のソテーに合いそう!我が家はいつもオリーブ油でやりますが…
しかし… フランス人はどんな使い方すんのかな~?と思って、フランス語でググってみたらです。
beurre au algues


出てくるサイトはレシピがほとんど???
みんな買ってないし(笑)! さすがしまり屋フランス人(w)作り方ばっかり(笑)。しかも超簡単。
1 美味しいバターと乾燥ワカメ買ってくる
2 バターを常温に戻してワカメ粉々にして混ぜる
3 冷蔵庫に戻して完成
どうやら、生牡蠣、エビ、貝などの魚介類を食べる時に使うみたいね。フランス人ってパン&バターと食べるからね。↓こういうのです。
それはそれで美味しいかもね…(バターもパンもそんなに好きでない私にとって、魚介類食べてる時にそんなものでお腹を膨らませたくない!!)
レシピのサイトで、作り方の説明に日本の乾燥ワカメの袋がばっちり写真に写ってたり(笑)。
一気に庶民の食品にみえたぜ(笑)。
まあ、プリヒル姉さんのとこで買ったお魚をソテーしてみました。
白米でスイマセン(笑)。私が作ると、どうも庶民ぽくてシェフな感じしないな~(笑)。
ソースまで作る根性なかったけど、フライパンに残ったバターでインゲンもソテーしました。
いやいや、美味しかったです!海藻の香りとバターの濃厚さって確かに合う!
今度は自分で作りますわ(笑)!!!
フランスの朝市でバター買って帰ろ~。(ワカメは家にあるし笑)
意外と美味しかった豚骨トリュフのラーメン
先週末はフランスからはるばる日本人の友達が遊びに来ていました。またもや市内に繰り出して美術館やらパブやら回ったあとです。帰りの荷物をサンポンクラス駅に預けて、みんなで「ロンドンのラーメンを食べに行こう!」と盛り上がりました。
サンポンクラス駅からほど近いホルボーン駅で降りて、徒歩10分くらいのところにロンドン一風堂と金田屋というラーメンやさんがあります。どちらも豚骨ラーメン!

一風堂はパリにもあるしと(パリよりロンドンのが美味しいと思うけど)金田屋をみると、いつものように長蛇の列… 小さいお店だし、こちらは総勢8人の団体(笑)、無理かな~?
一応二手に分かれ、一組は金田屋で並び始め、もう一組は一風堂に視察にいった。結局どちらでも「30分程度の待ち」といわれたので、当初の予定通り金田屋で並んだ。
やっぱ、お店が狭くてみんな遠慮するのか(笑)、回転が速い!
お店の真ん中の大テーブルをあけてくれて、約30分後に、無事8人全員一緒に座る事ができました^^!
私は今、担々麵にハマっているので、迷いなく「GEKIKARA」を注文。
旦那は悩みに悩んで、なんと、「トリュフ入りのラーメンにユズぺースト(辛味)追加」と言う…
日本慣れしてない外国人が「やっちまった~」的な注文しやがったぜ(苦笑)!
… ちょっと憐みの目でみてました、私(笑)。
が!
注文のお品が出てきて(↓これは私の担々麵)
旦那のは、美味しくないだろうと思って写真とりませんでした~(笑)!
しかし、ちょっと味見させてもらったら(興味本位で)、
これが、全然あり!!!!
豚骨とトリュフって、すげ~合うじゃん!みたいな。
ジャンクフードに高級貴族を陥れたみたいな感じですが(笑)、全然悪くない!
むしろ、トリュフ・オムレツなんかより全然美味し~い!!!
柚子ペーストは、なんか微妙でしたが(笑)… 辛味を足しただけで、豚骨とトリュフの主張強すぎて柚子、わかんなかった(笑)。
いや~、新たな発見(なぜロンドンのラーメンやさんが、トリュフ?というのは謎ですがw)でした。
柚子風味オリーブオイル
最後は、年末に行った南仏で買った、柚子入りオリーブオイル。
なんせ年末年始がバッタバタだったので(笑)

買ったことすら、すっかり忘れていましたが、プリヒル姉さんのお任せに入っていたカジキマグロのステーキ。袋に「片面2分程のソテー」と書いてありました。
まだ海藻バター作ってないし(笑)
で、思い出したのが、このオリーブオイル。あ~!いけるんじゃね?、と試してみました。
ほんのり、ユズの香り。やっぱ私は、バターよりオリーブオイルの方が好きかもしれない(笑)。
ただ塩しただけでしたが、柑橘系の香りがピッタリ合って美味しかったです。
シンプル・イズ・ザ・ベスト!
付け合わせは、「サンファイア」という不思議なお野菜。
実は前回パリへ行った時に、会社で会食があり、みんなで行ったレストランのお魚の付け合わせで出てきました。「なんだろ~?」って食べてみたら、シャキシャキで面白い食感(笑)。あとから海藻のようなもの、と教わりましたが… 先日、近所のスーパーで見かけたので、思わず買ってしまいました(笑)。
が、調理法も良く知らず..「茹でりゃいいだろ~」と茹でて、ユズオリーブオイルと塩かけてだしました。
したら、このお野菜、塩分すごい含んでるんですね~!! 塩抜きしてもいいくらい!(笑)
ちょっと塩からすぎて、それだけ残念だった~。(いや、ちゃんと調べない自分が悪い…ww)
やっぱ、フランスも日本も【食の国】
これら三つの、フランスと日本の「マリアージュ」を体験してみて思うのは、ですね。
フランスも日本もやっぱり食を大事にする国だってこと。
こんな風に食材の掛け合わせを考えるってすごい事だと思うし、日本食にも沢山のポテンシャルが、まだあるんだな~と気づかせてくれる。
また、それぞれの食材が、バターだったり、オリーブ油だったり、トリュフ油だったりと、なんかいろんな使い方を考えさせてくれる。創造力を掻き立てられるモノなのが良いな~と思いました。
日本でもない、フランスでもない、新しい料理ができそうで面白そう!と思ったので、ご紹介しました。
是非試してみてくださいね~。
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