パリ・ロンドン給食事情
娘は学校に通うようになってから、ず~と給食。幼稚園も、フランスの学校は給食です。
フランスは自由・平等・博愛の国ですから(笑)、給食費は親の収入によって6段階ぐらいに分かれています。
もちろん、子供たちが食べるメニューは一緒。親の収入が高ければ、負担金を高くしています。我が家は共働きだったので、上から2番目くらいの給食費を払っていました。1食およそ6€くらい。一番下だと50サンチーム位だったから、結構な差があります(汗)。
基本的にお弁当の持参はアレルギーのある子しか認められず、給食を食べない子は、お昼に親が迎えに来て、家で食べさせ、またお昼休み終了時に連れていきます。 確か、片親が働いていない家庭は給食制に優先されず… 人数の多い学校だと、給食に空きがあるまで、家に連れて帰らなきゃいけないシステム。結構、面倒ですよね。
フランスは共働きが主なんで、お昼時に連れて帰ってるのは子沢山のアラブ系家庭が多かった気がします。あと宗教上食べられないモノがある場合もあるし。フランスの学校は政教分離が原則なので、学校でそういった配慮は一切ないです。
収入の少ない家庭は、負担金も少ないし。給食を食べる子がほとんど。
娘曰く、さすがのフランスも給食は美味しくはないそうですが(笑)、日本のように全部食べるよう強制されることもなく。給食は好きなモノしか食べず…. よく学校終了時間にはお腹空かせて、おやつをガツガツ食べてました… (汗)。
唯一、私がお弁当を作っていたのは… 水曜日
フランスの学校は水曜日に授業がなく、お休み。
外国にルーツがある子は、この日に自分の国の言葉を学ぶ学校に行くことが多いのです。
我が家も、日系の幼稚園に、毎週水曜日に通っていました。
ここは、働く親泣かせ~の、(というか日本と同じ)… お弁当持参で、2時半終了(延長保育も4時半まで)。
でも、日本の文化を学んでほしかったので… 何とかやりくりして、3年間通いました!
だから、お弁当も週一だったけど、3年間つくりました。
こういうのね(^^)。自分なりに頑張っていたので、全部記録してあります…
さてさて、イギリスに渡ってからは?
こちらもやっぱり、給食が主流のようです。ただ、給食費は一律2£20(うちの学校の場合)。
6€も払っていた我が家からすれば、破格に安い!(笑)。
きちんと学校に給食室があり、そちらで作ってくれている様子。まあ、イギリス料理なんで… (笑)かなりシンプルなモノのようですが、暖かい食事が提供されています^^
それでも、娘のクラスでは半分くらいの子がお弁当を持参してるらしい。イギリスはお弁当自由なんですね。特にアレルギーとかなくても、お弁当にしてもOK。でもみんななんでお弁当???
給食の方が、ず~~~っと楽なのに~(笑)!!!
娘は友達がお弁当なのがうらやましくて仕方ない… ここ数週間、毎日のように「お弁当にして~」と騒いでいます。
… 正直、母ちゃんはメンドクサイから、いや~~~~(苦笑)
でもまあ… お弁当の利点を考えてみましょうか?
お弁当の利点
・子供の食べる食事が可視化できる。
給食だと… 何を食べて、何を食べてないか分からないし、食事の量も分からない。別に朝食と夕食で調整すればいいんだけど。厳密にいえば、お昼に食べているものが分かると夕食の献立も立てやすいかも?
・経済的?
1食のお弁当を2£20で作る自信はあんまりない。けど1週間・5食で11£と思うと、シンプルなお弁当なら出来るかな~?とも思う。夕食の残りでもいいし。
今うち… 旦那もテレワークで家にいて、旦那の昼ご飯も毎日作ってる身としては、いっそみんなお弁当でもいいんじゃね? と思う(笑)。
・娘の食育
今は「みんなお弁当だから私もお弁当がいい」って感じだけど… お弁当にしたら、全部食べないと給食に戻すよ!と、言うつもり。苦手なモノはあんまりない子だけど、食べず嫌いがあるので、これを機に克服してもらうのもいい。
・買いこんだ弁当グッズの再利用
幼稚園時代に、日本に行くたんび買い込んでいたお弁当グッズ。おせんべいの空き缶にため込んだのが、パリに放置してあるけど、また使えるかもしれない。
こういうグッズ↓
葉っぱのピックは、ほんと良く使ったな~!ピックはすぐなくなるので、5セットぐらい大人買いしてました。
お弁当のマイナス点
マイナス点は、
・私のタスクが増える!(笑)
確かに仕事はパートタイムになったとはいえ、忙しいときは忙しい。
家のことも、私が来てからゴミさえ捨てない旦那が四六時中家にいて、やることいっぱい。
しかもうちはみんな朝食がバラバラ。
娘はヌテラを塗った手作りクレープ(3日に一回は焼くことになる)
旦那は甘いもの嫌いだからイングリッシュ・ブレックファースト系(卵焼いたり、ポテト炒めたり)
私は前日の残り物片付けたい(笑・ごはんとか)….
朝は早起きなんですが、そんな訳で結構いそがしい。これにプラス、お弁当の準備か~。
ちょっと
かなり
しんどいな..(涙)。
・毎月、私がいない時どうする?
月イチで私がフランス行ってる時はどうしましょう?
旦那に出来る?って聞いたら、なんとも不安そ~~に、「多分…」って(笑)。
まあ、サンドイッチにチップス、果物くらいなら、冷蔵庫に用意しておけば大丈夫かな^^;
色々と検討の結果、お弁当にするなら!と、条件を出しました。
・朝食をシンプルにする。
クレープも目玉焼きも基本なし(笑)。パンと紅茶とかヨーグルトぐらいで。
・お弁当に入っているものは全部食べる。
前述の条件!
…..と、言う訳で。クリスマス休暇明けから、お弁当始まります~!(の予定。学校に相談しないと!)
イギリス風のお弁当?日本式のお弁当?その辺は、臨機応変に、適当に(笑)やっていきたいと思います。
ちなみにお弁当、イギリスでは Pack lunch(パックランチ)。
フランスでは、Une boîte à déjeuner(ボワット・ア・デジュネ)か、Une gamelle (ギャメル)
給食は、School dinner(スクールディナー)。
フランス語では、Une cantine(カンチーヌ)。
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