先日のお雛様パーティで、同じコミュニティの女の子が9月からレセプションに入ると言う話を聞きました。
「レセプション」というのは、小学校の準備学年みたいな位置付けのよう。
フランスには、この制度無いので… よく分からないんですけど… 日本やフランスより、小学校に入るのが1年早いみたいです。
それで、そのママとこの地域の学校の話になりました。うちも去年色々探してたから、まだ記憶に新しい。
彼女が入る予定をしてる学校は、低所得者用公共住宅街のど真ん中。
昼間はともかく… 夜は絶対一人歩きをしてはいけない! と言われてるような所に位置する小学校です。😨😨😨
我々の島からは一番近い学校なのですが…
移民の数も多い… 当然、英語が第一言語ではない生徒の比率が、すごく高いです。
でも、この学校。そこを逆手にとって、生徒の外国語取得にすごく力を入れている学校なんです。✨
校内の表記も常に4ヶ国語ぐらい使っているそうで。
学校自体のランキングも、このキャッチメントエリアでは真ん中ぐらい…
すごく悪い地域にある学校にしては、すごく悪くない。
音楽や芸術にも、力を入れてます。
何故そんなに力説するかと言うと(笑)、去年、学校を探していた時に 気になって、チェックしていた学校だからです(笑)。
学校のサイト見る限り👀 すごーく良さそうな学校だなぁと注目してたので。
ただ土地勘なかったので、そんなに悪い地域にあるとは知らず…
船のコミュニティの人に言われて、気がつき… 我が家はその学校を候補から外してしまいました。
我が家の場合、娘は最初は本当に英語がダメだったので… あまり過剰な負担を、娘にかけたくないと言う心配が… まずあったからです。
実際に行ってみたら、そんな事はなかったかも知れませんけどね。
移民が多いと学校が荒れてそう… って言うのは、私の偏見かも知れないし。
フランスでは、やっぱり多いですけど。
「移民」と一括りに言うけど、
フランスは、以前の植民地関係上 アラブ系なら、アルジェリア&モロッコ&チュニジアが多いし、アフリカ系なら、マリ&セネガルと言ったフランス語圏の移民が多い。
イギリスは、圧倒的にインド系の
パキスタンやバングラデシュ、スリランカとかですよね。
「移民」は「移民」だけども、それぞれ国民性は違うし、フランスとイギリスでは彼らの受けている差別の質もまた違うでしょう。
フランスではアラブやアフリカ系の人が、企業の上部にいる事は殆どありませんが、イギリスではインド人のビジネスマンってよく見かける気がします。
フランスのいわゆる移民が多いと言われている地域は、なんとなく「どんだけ頑張っても、上には行けない」みたいな、諦め感と閉塞感漂ってる気がする。
だから、学校も 必ずしもやる気のある子ばかりでなく、色々と大変だと聞いてます。
だし、同じ言語圏出身同士で群れてる事が多いので、逆に外部から中に入りにくそう… と言うのもある。
そう言う地域の学校へ、自分の子供を入れるのは… 何とな〜く大変そうなイメージを、私は持ってました。
でも、そのママは全然!
そんな偏見なく、その学校の教育方針に 信頼を抱き、娘には絶対良い影響があるはず!と期待してました。
それに、校長先生に 学校内で英語の次によく使われている言語は何か、尋ねたそうです。
「なんで?」って聞くと、
その言葉を話すナニーさんを探そうと思う。そうしたら、娘がその言語を覚えるかも知れないし、学校でも役にたつでしょう! …て。
目からウロコの発言でした。
もちろん、そのママも英語の次の言語がフランス語やポルトガル語じゃなくて…ヒンドウー語やアラビア語だろうって事は分かってます。
そっか〜。
歩みよるってこう言う事か〜。
と、この偏見なさ加減に感動しました。
このママさんもパパさんもイギリス人なので、今のところ娘ちゃんは英語しか話しません。
バイリンガルっ子を持つ親としては、「2ヶ国語を学ぶのは、そんなに簡単じゃないんだよ」とは、思いますが…
このイギリス人のオープンマインドさには学ぶこと沢山ある!と強く思いました。
( 何故、この国がBrexitを選んだのか、本当に謎です!)
私も差別はいけないって、いつも思ってるけど… やっぱり無意識にしてる偏見っていっぱいあるだろうなと。
今回のお話は、改めてそんな自分を気づかせてくれたなぁと思ってます。
9月からの彼女の学校生活が、楽しくエキサイティングである事を願って…
応援してあげたいです。
via PressSync
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