先週のこと。
ロンドンのスーパーの店頭で、クレープの材料(小麦粉、砂糖、レモン果汁などなど)がてんこ盛りに並べてあって…
イギリスでも、「Chandeleur(シャンドラー)」を祝うのね〜と思いました。
英語では「Candlemas」というみたい。
ウィキペディアで調べると、面白いです。
英語とフランス語では、記述が微妙に違います(笑)。
このシャンドラーと呼ばれる祭事は、「光(キャンドル)」を祝うお祭りが起源とされ、元々は土着文化(パイヤン)が、冬の終わり・光が戻ってくる事を願って始まったとされてます(フランス語版ウィキペディアより)。
クレープを食べるのは、クレープの黄色い色、丸い形が「太陽」を象徴するから、だそう。
それに…新たな農作の始まりを意味する事もあり。冬の間、保存していた小麦粉等を消費しようという意味合いもあったようです。
また別に、クリスマス(生誕)から40日後になる2月2日に、イエス・キリストが神殿で御潔めをされた日という事で、参列がろうそくを持ってお祝いした→→→「光の祭事」という事で、キリスト教の祭事でもあります。(英語ウィキペディア参照)
ハロウィンx万聖節と同じで、元々は農作に関連して土着文化の中であった祭事が、キリスト教の祭事と結びついてしまった形なのでは? と、思います。
どっちにしても、暗いヨーロッパの冬がようやく少し緩むこの時期に「光」の復活をお祝いする意図があるのでしょう。
ちょうど同じ時期の、日本の「節分」だって 「節の分かれ目」。冬という季節の終わりを示す祭事ですよね。
まだまだ寒さは続くのだけれど… さっさと「さよなら」の儀式しちゃおーぜ!
という気持ちは、20年も住んでると、よーーく分かります(笑)。
こっちの冬は寒いし長いし、暗いし(日照時間+天気悪の二重苦…)。
イースターまではまだまだあるし(でも、本当に春っぽく感じるのはイースターぐらいの時期…)、ここら辺で、うんざりしてくるの…
毎年、2月って辛いな〜って思います。
そんな時は、あまーいクレープ食べて 元気出しましょう!
イギリスでは、どうやらクレープの中身は、レモンと砂糖が主流の様子(私の一番好きなコンビです!)。
フランスは断然、チョコレート。フランススーパーの売り場ではヌテラが山積みされています。あとは、マロンクリームか、ジャム(アプリコット、イチジク系)という感じ。
また、フランスではおかず用とデザート用ではクレープの生地が違います。
おかず用は、そば粉の入っている黒っぽい「ガレット」と呼ばれる生地で、焼くとふんわり 香ばしい匂いがします。
デザート用のは、普通の小麦粉クレープですが、バニラの香りのついたお砂糖を入れます。
これが、イギリスでは見かけなくて…?
コーヒーについてくるような、小さな袋に入っていて、バニラの香りがすごーくします。
イギリスではバニラエッセンスの方が主流なのかな。
うちの娘は、これの匂いを嗅ぐのが好き(笑)。スーハースーハーしてます。いつも…笑
旦那さんは断然ガレットの方が好きで娘はプレーンなクレープしか食べない…
今週はガレット用そば粉とバニラシュガーを持ってロンドンへ行くことになりそうです… (汗)
我が家のいつものプレーンなクレープ生地のレシピをご紹介しまーす。
普通は溶かしバターも生地に入れなくてはいけないのですが、若干ベタつくのが不評で…うちではなし。
バター多めで焼いてるけど…
超シンプルです(笑)。
材料 (普通のフライパンで焼いて、小さなクレープが15枚程度の量です)
卵 2個
牛乳 350cl ぐらい
小麦粉 200g
バニラシュガー 1袋
バター少量(焼く用)
1) 卵を割りほぐして、牛乳を100clぐらいたす。
2) バニラシュガーを入れてよく混ぜる
3) 小麦粉を足していく。ふるいがあればかけた方がダマになりません。
4) 残りの牛乳で生地を緩めていく。固いようだったらもっと足す。
5) フライパンにバターを熱して、どんどん焼いていく。
ちなみにガレットの方も同じような分量ですが、牛乳を水に置き換えてもok。あとバニラシュガーはなし(笑)。
via PressSync
コメント
クレープのレシピが嬉しい!フランスの冬の終わりのクレープ日、面白いです。ほんと、節分みたい。ちょうど、節分の話を今日息子にしたところだったので、お~タイムリー!と思ってコメントしちゃいました。
イギリスは、もうすぐパンケーキデイです!がっつりパンケーキを食べます。イギリスのパンケーキは薄いクレープのようなので、Kolyrさんのレシピ参考になるーと思ったんですが、旦那は砂糖入れない派なんですよねー。そして、パンケーキデイは、毎年旦那がせっせとパンケーキを作る係で^^でも、このクレープ美味しそう。バニラシュガーを入手したいなと、思ってます。
Mifofo_tonさん、こんにちは~。
あれ?イギリスのパンケ-キ・ディって一緒の日じゃないんですね?
と、思ったら「Mardi Gras」の日なんですね。世にカ-ニバルの日、イギリスではパンケ-キ食べるんだ~。
こちらは、その日が近づくと何故かス-パ-にカリブ海諸国の食材が並びます(笑)。でもクレ-プも食べるような気がします。あれ?ド-ナツだったけな?(笑)。粉モンには違いない(笑)。
レシピ、良かったら参考にしてみてください。バニラシュガ-以外は普通に冷蔵庫にあるものなんで、うちは朝食用に作ったりもしますよ~。
イギリスにあるんでしょうか?
なかったら持って行きますよ~♪
そっかー!パンケーキデイって、世はカーニバルの日☆ですよね~。しょぼい!パンケーキのディナー(笑)!しかも、イギリス風は、レモンと砂糖って質素すぎ!美味しいんだけどね(笑)。
バニラシュガー、スーパーにはないですねーきっと。でも、私、フランス食材のオンラインスーパー知ってるの、そこでゲットできるはず。そう、Kolyrさんイギリス来たら教えようと思ってたんだ。
https://www.frenchclick.co.uk/
色々と、フランスで買う方が絶対安いと思うけど、でもそんなに高くなくて品揃えも豊富です。とにかく、私、フランスで食べたバターの味が忘れられなくて…。バターを買うためにここ使ってます(笑)。
あはは、しょぼいディナ-(笑)。
でも私、レモン&お砂糖のコンビ、最強だと思ってます(笑)。大好き!
それに、めっちゃ役に立ちそうな情報ありがとうございます!!!
オンラインス-パ-あるんですね。そりゃ、ありがたい!
ロンドンはフランスの第5番目の都市と言われてる位、フランス人口多いそうです(ボルド-よりも多いとか・・・)。きっと探せば色々あるんでしょうね~^^