お針子日記① はじまりのドレス

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私の今のお仕事はイベント関連・空間設計デザインです。

実は、日本で卒業した美術系大学は テキスタイルデザイン専攻でした。

その後パリで空間設計を学び、今に至る訳ですが… 仕事として選ばなかったとは言え、「布・糸・繊維」という素材は今でもとても大好きです。

そうは言っても… 大学で履修していたのは「染織」。ちょっと大掛かりな設備がないと、出来ません(笑)。

今は
ちまちま お針子の真似事をしたり、
かぎ針で小物を編んだりするのが、せいぜいかな。

そんな私の、お針子仕事のきっかけとなったのが、このドレス。

娘が、3歳の時に作りました。

初めての「お裁縫」。
テキスタイルデザイン専攻とは言え、縫い物を習う訳ではないので(作品を作る過程で縫わなければならない事はありましたが)、小学校の家庭科の授業を思い出しながら…

といっても… このドレスは、もともと フランスで「déguisement (デギズモン)」と呼ばれるおもちゃの一種で、子供達がお姫様や、妖精や、海賊なんかに変装する為の衣装。
フランスのおもちゃ屋さんには、それだけでコーナーがあるくらい、とてもポピュラーです。

普段着で外へ着ていくものじゃなく、家や友達の家でとっかえひっかえ着て遊ぶ感じなので、お裁縫初心者でも手が出しやすかった(笑)。

お洗濯に強くなくてもいい。
多少、縫い方が荒くてもいい。

その上、レースつけたり、リボンつけたり、好きなようにデコれるのが楽しい!

それでも、洋裁を知らない私には「服を作る」っていうのは、結構ハードル高かったです。

実は…この始まりのドレスは、ものすごーく安価で売っていた déguisement (確か3€笑) をデコったものなんです。

安かったからか、超シンプルなドレスに、

袖をつけ、
胸元にレースを施し、
腰部分にフリルを足して、
裾にもリボンやフリルをひらひらと。

このドレスを作る為、レースやリボンを買いに行って、結局ドレスよりもずっと高くなったのを覚えています。

以来、ブロカントに行くと、レースやらボタンやらを探すようになりました。

ブロカントで見つかる「レトロ」と言えば聞こえはいいけど(笑)、時代遅れな品々は こういうドレスにはちょうどいい。
少しひなびた感じが逆にホンモノっぽさを出してくれると思います。

娘にとっても初めてのdéguisement 。

すごく喜んでくれて、それ以来お誕生日には🎂 1着作っています。

母の方もこのドレスで味をしめ、以降は模索しながらも全部自作してます。

どんなものを作るかと妄想するのが楽しい。

型紙(のようなもの笑)も自分で作るので、本当に手探り。

でもそうやって…

想像して型紙を作り布を裁つ。

組み合わせて様子見て… 変だったら調整する。

その繰り返しで「作っていく」作業が、地味〜ですが(笑) 時間を忘れるくらい 楽しいのです。

少しずつ 少しずつ 出来上がっていくドレス。

娘の喜ぶ顔を想像して。

1着作るのに数週間はかかるので(自由時間は夜だけですし)、いつもお誕生日ギリギリまでかかってしまう(笑)。

そうやって頑張ったドレスほど、出来上がりは嬉しいです(^^)

これは、3歳の合同お誕生日会で来てました❤︎
娘はドレスはママが作るものって思っているらしく、おもちゃ屋さんで見ても「買って」とは言いません。「作って」って言います(笑)。

いつまで、こういうのを喜んでくれるのかなぁ。

喜んでくれるうちは、作り続けていきたいなと思ってます。
(思春期になって、コスプレとかに走ったら困りますが…笑)

via PressSync

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