ロンドンに移住したい-家探し編③

前回、船を見せてもらったエ-ジェントから、また連絡がありました。

前回と同じくドックランズ内で今度はマリ-ナではなく波止場のような所に止まっている船。普通に人が歩いてる港沿いの遊歩道から直接船に乗れちゃう感じです。

この時、始めて船のオ-ナ-に会いました。

笑顔の素敵な老夫婦。・・・かなりお歳のめした老夫婦・・・(笑・80過ぎかな)

デッキからキャビンに降りる階段がかなりつらそうな。大丈夫かな~とハラハラ。でも、だから売るんだろうな~と推測。

おじいさんの方は海軍でお仕事していたそうで、ずっと船の上で暮らしてきたそう。そして本当に船が好きと言うのが伝わってきた。住んでいる船もしょっちゅう動かしているらしく、「この船で3回フランスに行ったよ」とか!すごい。

「フランスは運河を通って南仏まで降りていけるんだよ」と、地図を出してきて教えてくれました。息子も船舶関係の仕事をしていて、よく助けてくれるとのことですがWheelhouseと呼ばれる、船の運転席には見たこともない機材がいっぱい。ラダ-やGPS、無線から何から何まで説明してくれる。。。(笑)

奥さんの方も、不便な船上生活のはずなのに、色々と工夫を凝らして飾り立てている小物が(センスないんだけど・笑)おばあちゃんの家に行ったかのような、妙な安心感があったりして。

船内は寝室x3、バスル-ムx1、トイレx2、サロンと台所とかなり広く、その上デッキに天井つきのテラスがあったり、エンジンル-ムはもちろんのことピッカピカ。ごみひとつ落ちてない。

内装はかなり改装の余地ありだけど、とりあえず住めるし、少しずつしていけばいいんじゃない?なんて、内見の時点でかなり乗り気になってしまった。

その上、その船には素敵な歴史も

1915年にHenry Scarr’s という今はなきイギリスの造船会社が建てた船で、現在まだ動いているのは三艘のみ。そのひとつだと言うのです。

なんかロマンが・・・^^

おじいさんの人柄と、船の大きさや設備のよさに惹かれて、かなり乗り気になってエ-ジェントに詳細を聞く。が、そんないい船が(しかもリ-ズナブルなお値段で)残っていたのにはやっぱり訳があった・・・。

この船は停泊権が譲渡不可能な場所に泊まっていた・・・

つまり、私たちが船を買った後、おじいさんが契約している停泊権はオ-クションに賭けられる。一番高値を提示した人が獲得すると言う訳で、どうしても欲しかったら高額に設定するしかないが・・・そうすると、設定した値段を毎年払っていかなければならない訳で~~かなり限度がある。

すご~く気に入っていたのでガッカリ。だけど、かなり高い確率で船を買った途端、置き場所に困るというのは・・・さすがに困る(笑)。

おじいさんたちも私たちのことを気に入ってくれてたようなので、残念。

でも後々、他の船のオ-ナ-達がおじいさんのことを知っていて(狭い世界らしい)、彼ら曰く

「あのおじいさんの本音は船売りたくないんだ。多分、船の上で死ねたら本望。売りに出してるのは息子たちが心配して、おじいさんに強要してるから」

でも、船を見たときの印象はそんな感じだったなあ~。

やっぱり、何だか売れない方がいいんじゃないかな~と言う気になりました(笑)。

 

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