船を買おうと思って、私たちが見たサイトはZOOPLA。不動産系のサイトのようですが、船も扱っているんですね。
このサイトで見た船専門のエ-ジェントに連絡を取ってみて、私と娘がロンドンにいける週末に、とりあえず二艘見せてもらえることになりました。
ロンドン東部の「ドッグランズ」と呼ばれる、ウォ-タ-フロント再開発によって開かれた比較的新しい地域だとか・・・向かうと、チュ-ブも地上を走っていたりして、ちょっと真新しい雰囲気。
最初に向かったのは、ライムハウスと言う名のマリ-ナ。
そこで、エ-ジェントのチャーリーさんと初対面。
底冷えする寒さの中(私はひざ丈ダウンだというのに笑)、ピシッと黒ス-ツ着て、うっすいおしゃれなコ-トを羽織った、どうにも船上生活とか似合わない好青年(笑)。
そんな彼がチョイスしたためか、この日見せてもらった船は、どちらもこざっぱり。まあ、価格帯もチョイ上だったので、様子見だったのだと思いますが・・・
まず一艘目は、1ヶ月前にオランダから着いたばかりという、新品の船。
「え~!オランダから海を渡ってきたの?!」と最初はビックリしましたが、よく考えたら当然と言えば、当然。。。だって船だもの(笑)。
オランダはやはり、船舶の国らしく・・・この後もオランダ出身の船に、沢山出会いました。
あれほど難しいと聞いていた停泊権をどうやって確保したのか?
この船の持ち主のオランダ人夫婦は、あっさり登録できたそうで、強烈なコネがあるのか、はたまた強運の持ち主なのか・・・?
船の内装は、寝室X2、大きめのサロンと、小さなテラス(デッキというべきか)、かなり小さいシャワ-ル-ムとトイレ。
新しい船だけに、何処も綺麗で。ハウスボ-トというより、クル-ジング船に近いイメ-ジがありました。・・・と、いうのも。
天井が低い・・・
私は大丈夫ですが、旦那がきつそう。あまり気に入ってない様子。
マリ-ナの入り口は柵があり、鍵がかかっていますが、特に誰かが管理している訳ではなさそう?郵便受けとかそういったものも、目に付くところにはありませんでした。
その後、チャ-リ-と共にチュ-ブに乗って、ポップラ-マリ-ナに向かう。
2艘目はそこにあるのだとか・・・
ポップラ-マリ-ナは、入り口の近くに警備員室があり、駐車場・駐輪場・ゴミ捨て場などがきちんと配置されていて、とても住みやすそう!
中に入るとすぐに郵便受けがあり、そのすぐ横にバ-べキュウ・スペ-ス、共同サロンや共同トイレ&シャワ-があり、なんかすごく設備整ってる。
どうも、短期で停泊する船もいるようで、そのためなんでしょうか? とにかくコミュニケ-ション活発な雰囲気でした。
見学した船は、そんな共同サロンからすぐ近い場所に停泊していました。一艘目に比べると古い感じ。碇や鎖部分がかなりさびている・・・それに固定してある木もボロボロ・・・。
大丈夫かな~と思いながら中に入ると、中はすご~っくお洒落に改装してありました。
デザイナ-の男性が住んでいるとかで、インテリアも洗練されていて。
船底近くまで床を下げているせいで、天井が高い。天井窓が作ってあって、明るく、かなり気持ちよい空間。でもシャワ-室の扉には船の重厚なドアを残していたりして、遊び心もある。
しかし、エンジンル-ムはまったくメンテしていないのか、荒れ放題・・・。聞いてみたら、やはりこの船は何年も動かしていない様子。エンジン等が使用可能かどうかは、動かしてみないと分からないと。
完全に住まいとしてだけ、使っている様子。
せっかく、船に住むなら動かしてみたいと思っている私たちには、ちょっと残念な物件だった。
結局、どちらも、私たちの希望するものではなかった。
でも、実物を見たおかげで、方向性は見えてきた。
・内装は別に綺麗じゃなくてもいい(自分たちである程度リフォ-ムもありだと思ってる。
・動ける船がいい。エンジン、ナビゲ-ションのスペックも大事。
私は、その上で、場所も大事かな~と思いました。
「ドッグランズ」はなんだか新しすぎて、また隣接するカナリ-ワ-フも都会過ぎて、住むと言うより、働きに行く所って感じで・・・「住む」イメ-ジが沸かない。。。
ポップラ-マリ-ナ自体は生活感あって、良い印象あったのですが、子供は見かけなかったし・・・あの辺、学校あるのかしら?
チャ-リ-は、私たちの希望に合いそうな船を捜して連絡すると言ってくれて、この日は別れました。
さっむ~い日に、ずっと野外であ~でもないこ~でもないと言って、船の見学をしていたのですっかり凍えてしまい・・・。
ロンドン最大の魚市場の横を抜け(これは使えるかも~!と思いww)、カナリ-ワ-フへGO。「一風堂」の美味しいラ-メン食べて帰りました(笑)。
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