子供の日本語教育、わが家の場合

海外に住む日本人ママにとって永久の問題・・・どうやって子供の日本語なり日本文化を維持していくか?

外国に住んでいるからバイリンガルになれるというのは幻想で、すんでいる国の言葉なり文化なりは問題なく吸収していってくれるけど、母国語を維持していくのは、それぞれ子供の能力にもよるにしろ、並大抵のことではない。意識してやらなかったら、どんどん忘れていくし・・・

実際、現在30歳以上の日仏ハ-フさんたちは日本語を話せない人も多い。彼らが子供の頃は母国語を教えるより、現地に溶け込む(フランス語を無理なく話す)のを最優先する傾向だったそうです。

言葉は文化。

そこからくる思考や感性を理解していなければ、本当の意味での言葉の習得は難しいと思う。どのくらいの年齢からそれが理解できるようになるのか、正直私には分からないけれど、言葉は生きているから私のように外国暮らしのながくなってしまった人から伝わる日本語もきっと、すこしおかしいんだろう。笑

フランスに住む日本人は約2万7千人だそう。その過半数がパリ都市圏に住んでいるという。そのためか、日本語幼稚園や補習校、塾など日本語を学べる場所はパリに数多くある。若干、西側に偏って立地してる感があるので、きっとパリでも住む場所によって子供をそういった場所にいれるのも難しいのかもしれない。

幸いなことに私は、16区にある文化教養学園(通称、かりがね幼稚園)に通園可能な距離に住んでいたので、早くから入学希望リストに登録していた。

フランスの公立校は、水曜日が週の中休みとして授業がなかったので(改正され、今は朝だけ授業あり)、こういった母国語の補習校は水曜日に開催されることが多い。みんな小さいときから学校を掛け持ちして2ヶ国語を学んでいくんです。

私は自分が働いているし、娘と接する時間が在宅ママと比べて断然少ないのは分かっていたので、何かしなければと思っていました。

という訳で、年少さん(4歳)から週一回、日本語だけのかりがね幼稚園に通いました。ここは、季節の行事やお料理、お弁当、お誕生日会など、小さい幼稚園でどうやってそこまでイベントを出来るんだろう驚くぐらい色々なことを体験させてくれた。クラスの子達とも仲良くやっていたし、先生もとてもよくみていてくれて、本当に楽しそうに通っていた。きっとそのおかげで幼稚園時代は日本に住んでいる子に比べれば遅れているものの、難無く日本語を話し、理解してくれていた。

ただ、幼稚園で週一回・・・日本語を書くことへの練習はやはり少し足りない感じでした(年長さんでひらがなが始まりました)。

かりがねは、幼稚園しかないので卒園後どうしようか・・・と悩み。

1)多くの日仏ハ-フのこたちが通っている天理教主催の日本語教室。ただ希望が多く抽選があり入れるか分からない。授業は週1時間半のみ。(水曜日)

2)親のアソシエ-ションによって作られたエベイユ補習校。こちらも人気で入学テストあり。週3時間でみっちり。(土曜日)

3)近所のアソシエ-ション。アットホ-ムで無理せず学ぶ。(水曜日)

1と3だと、水曜日なのでシッタ-さんを雇わないといけない。2だと土曜日でよさそうだけど・・・なんて悩んでいたところへ4つめの選択が。なんと現地校で日本語を教えてくれる私立学校があると聞き、早速申し込みをした。学校で日本語してくれたら送り迎えがいらない♪ 時間も無駄なくすばらしい!

ウェイティングで返事待ちだったものの、席が確保でき、万々歳。

 

そして、9月から新一年生が始まり、今ほぼ一年を終えた感想と反省・・・。

まず、私は自分の都合を中心に学校選びをしてしまったな~ということ。

確かに、送り迎え出来ないという難はあるものの・・・もう少し情報集めをし、娘の学習能力にあった学校を選ぶべきだったかと思います。

うちの娘は親が美術系と言うのもあるんだろうけど(いや、きっとそのせいなんだろうけど)スタンダ-ドな勉強にはあまり向いてない子だと思うので(ぶっちゃけ、常に夢見がち・・・発想がとっぴで理解力が低い・・・)、結果として入れてしまった私立校はかなりの進学校。フランス語の方もどんどん進むし、日本語もひたすら宿題が出て、楽しむと言うより押しつぶされそうな状況でした。

また、私の中で娘にどこまで日本語を習得してほしいのかが、あいまいだったな~と。話せればいいのか、読めるようになってほしいのか、将来日本に帰っても問題ないよう、日本の子と同じ速度で進んでほしいのか・・・

私が選んだ学校は明らかに後者を目標としており、ただでさえ3ヶ国語でみんなより1言語多い娘に、よけいな負担をかけちゃったな~と反省しています。

まあ、勉強はともかく学校は楽しく通ってくれているので幸いですが。。。

 

今。私の目標は、娘にいつか日本の本を読めるようになってもらいたいと言うこと。

そのためのサポ-トを彼女のリズムでしてあげたいです。

文学で学べることは天文学的にあるだろう。教科書以外の日本語の楽しみを知ってほしい。

私自身、フランス語でフランス人作家の本を読むようになって、やっぱり翻訳版とは違う雰囲気を感じ取ることができる。それは言葉の持つ力だと思う。

 

いつか、娘と好きな本の話ができたらな~というのが私の夢です。

コメント