5月1日とデモ

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5月1日はフランスでも祝日です。国際デ-といって、世界的に祝日なんですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

メ-デ-と言えば労働者の祭日というイメ-ジ。フランスは今、大統領選挙戦の真っ最中ですが、毎回1次選と2次選の間にメ-デ-が入ります(選挙は5年に一回ですが)。そしてこの日はパリで大規模な労働組合主催のデモ行進があります。

もともとフランスは労働組合のとても強い国、このデモはもう伝統のようなもの。

一方、今回1次選挙を通ってしまった極右政党フラン・ナショナル(FN)も、この日デモ行進をすることで有名です。こちらは労働とはまったく関係なく、ジャンヌ・ダルクを称える記念日らしいですが・・・

真逆の2団体が、同じ日に同じパリでぶつからないのかな~と思いますが、FNのほうは朝、オペラ界隈で、労働組合の方はレパブリック広場のほうで午後からなので大丈夫なよう。うまく住み分けてますね・・・

私は1度だけメ-デ-のデモ行進に参加したことがあります。

忘れもしない2002年。1次選で左派のリヨネル・ジョスパン氏がまさかの敗退をし、現在のマリン・ルペン氏の父、ジョン-マリ・ルペン氏が当選してしまった年でした。

今回は、選挙の始まる前からFNの1次当選の可能性は予想されていたことですし(と、いうか最初はアンケ-トでもぶっちぎり・・・)あまり驚きはありませんが、当時は誰も予想しなかった結果に唖然としか言いようのない・・・

そんな雰囲気の中、負けてしまった左派と労働組合が結束し、FNの唱えるナショナリズムに対抗するという意味合いがこめられた、デモ行進でした。 パリだけで50万人が参加したと言われています。

フランス人が良く使う「Valeur Républicaine(共和国としての価値観)」と言う言葉がありますが、まさにその価値観がFNの台頭によって脅かされそうとしている危機感から集まった人たちだったのではないかな~と思います。

かくいう私も、当時付き合っていた彼氏と友達の皆と何かしないといけない気持ちに駆られ・・・雨曇りの午後、レパブリック広場ではなく、バスチ-ユ広場に集まりました(レパブリック広場はすでに近づけないほどの人混みだったので、中間地点のバスチ-ユ広場に先回りしたんでした)。そのとき見た、おそらくそこでスピ-チする予定で集まっていた左派(PS)の主要政治家たちがみんな手にしていた一輪の赤いバラと、空とよく似た曇り顔・・・とても象徴的で忘れられませんでした(赤いバラはPSのシンボル)。

あまりの群集にほとんど停滞しているかのような行進。でもその中でフランス人たちが叫んでいた「1er, 2e, 3e génération. Nous sommes tous les enfants d’immigrés(ファ-スト、セカンド、サ-ドジェネレーション。私たちみんな移民の子)」というスロ-ガン。フランス人は、本当に「共和国」を実践しているんだ。大事なのは国籍じゃない、フランスという国の価値観なんだということをみんな訴えているんだ、としみじみ実感しました。

あれから15年。

異国人の私が言うのもなんですが、フランス国内もずいぶん変わった気がします。

あい続くテロ、不況や失業、社会的不安・・・いろんな要素が関係しているんでしょう。でも・・・あの2002年のように消去法で選ばざるえない選挙になってしまったのが、この国に20年住んでいて選挙権のない私にとっては、本当に残念です。

また、年配者がBREXITを選んでしまったイギリスと違って、FNの支持者は若者が多いとか。その辺も少し不安ですよね・・・

 

5月1日はすずらんを送る日としても有名です。この日は誰でもすすらんを売っていいことになっていて、道端に机を出して小さな花束を売っている姿をあちこちで見かけます。

幸せを呼ぶと言われていて、いつもつい、買ってしまいます。^^;

 

 

 

 

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